インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込むことによって起こります。インフルエンザのウイルスにはA型、B型、C型と呼ばれる3つの型があり、その年によって流行するウイルスが違います。これらのウイルスのうち、A型とB型の感染力はとても強く、日本では毎年約1千万人、およそ10人に1人が感染しています。
インフルエンザにかかっても、軽症で回復する人もいますが、中には、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう人もいます。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込むことによって起こります。インフルエンザのウイルスにはA型、B型、C型と呼ばれる3つの型があり、その年によって流行するウイルスが違います。これらのウイルスのうち、A型とB型の感染力はとても強く、日本では毎年約1千万人、およそ10人に1人が感染しています。
インフルエンザにかかっても、軽症で回復する人もいますが、中には、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう人もいます。
インフルエンザと風邪は、のどの痛みや咳(せき)などよく似た症状がありますが、風邪とインフルエンザは、症状も流行の時期も違います。
インフルエンザ | かぜ | |
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症状 | 38度以上の発熱 全身症状 (頭痛、関節痛、筋肉痛など) 局所症状 (のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、など) 急激に発症 |
発熱 局所症状 (のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、など) |
流行の時期 | 12~3月(1月~2月がピーク) ※4月、5月まで散発的に続くことも |
年間を通じて。 特に季節の変わり目や疲れているときなど |
A型 | 感染から1~4日程度の潜伏期間を経て発症 38℃を超えるほどの高熱、関節の痛み、頭痛、筋肉痛、咳、鼻水、吐き気 高熱は長期化することも |
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B型 | 感染から1~3日程度の潜伏期間を経て発症 発熱は37℃台 胃腸炎のような強い腹痛・下痢 |
C型 | 高熱は2日程度で下がる 咳、鼻水など風邪のような症状 |
生活療法です。静かにして睡眠を十分にとること。
また、高熱によって脱水症状が起こらないように、水分をしっかり補給しましょう。
「ノイラミニダーゼ阻害薬」と呼ばれる抗インフルエンザウイルス薬を使う「原因療法」と、症状を和らげるための薬剤を使う「対症療法」があります。
<一般的な抗インフルエンザウイルス薬>
タミフル・・・カプセル剤とドライシロップ剤があります
リレンザ・・・ドライパウダー剤(専用器具を使い吸入します)
イナビル・・・粉末または専用ネブライザを使い吸入します
ラピアクタ・・・医療機関で注射する製剤
※インフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。
インフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンの接種が有効です。
ワクチンの接種により、インフルエンザの重症化や死亡を予防し、健康被害を最小限にすることが期待されています。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、
次のような咳エチケットを心がけましょう。
<マスクを正しく着用する>
くしゃみや咳が出ている間はマスクを着用し、使用後のマスクは放置せず、ごみ箱に捨てましょう。
マスクを着用していても、鼻の部分に隙間があったり、あごの部分が出たりしていると、効果がありません。鼻と口の両方を確実に覆い、正しい方法で着用しましょう。
<口・鼻を覆う>
くしゃみや咳をするときは、ティッシュなどで口と鼻を覆う。
<顔をそらす>
くしゃみや咳の飛沫は、1~2メートル飛ぶと言われています。
くしゃみや咳をするときは、他の人にかからないようにしましょう。
一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。
排出期間の長さには個人差がありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用する等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
プラム薬局
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